ピアノに心奪われた男のブログ

初めて触れたピアノがSTEINWAY → 一瞬で心奪われバイエルから始めた男のブログ

ごみレベル絶対音感が辛い

私、実は絶対音感なるものを持っているようで・・・写真のようなツェルニーくらいだと、勝手に音を記憶してしまいます。

幼い頃は絶対音感なんて知りませんので、人間は全員、音がド・レ・ミで認識できているものだと思っていました。小学校低学年時、風邪をひいて高熱を出した後、全ての音が半音下がって聴こえた期間がありました。気持ち悪くて精神的にきつかった思い出があります。

バイエルからスタートした、おっさんピアノ人生。
ちょっと困ったことになりました。

「一度音を鳴らすと、勝手に暗譜してしまう」
「脳内で音が先行して流れるため、楽譜を読んで弾くという意味が理解できない」

これ、先生や他のピアノ愛好家のお客様に話しても、伝わらないんです(泣)楽譜をみながら弾きたいんですけど、勝手に音が頭の中に出てくるので、楽譜を頭の中で認識しながら弾くってことができないんです。そしてなぜか、鍵盤のどれを押さえるべきかが勝手に記憶できてしまうんです。それを使って弾いてしまうと、何をどうやっても楽譜を認識しながらなんて弾けないんです。

この能力が天才的レベルならいいんですが、悲しいことにごみレベルなんです。というのも、最終目標であるショパン舟歌を例にすると。

序盤なんて耳で聞き取れないですし、楽譜を読んで弾ける力を身につけないと絶対に弾けません。

とは言いつつも、人間は楽をしたい生き物なんですね・・・「バッハ インベンション」の出現によって思いっきり蹴躓き血まみれになるまでは、一度楽譜をなぞるだけで完全暗譜・鍵盤ガン見状態でソナタまで突入。だって楽譜を見ながら弾いてたら、超ストレスな上に、いつまでたっても弾けませんから!楽譜を見て弾く能力を身につける練習をしなかった数年間。後悔しています・・・